圧縮機2VM4-24/9
潤滑系統が分離した2段圧縮機である。系統はクランクケースと、注油器を介したピストン・シリンダ部の2つである。両系統とも、それぞれ個別の計算に基づいて処理する。
クロスヘッドおよび注油器付き往復空気圧縮機2VM4-24/9:クランクケースおよび注油器経由の処理
機器区分別の標準使用量は1 l当たり1.5 mlである。本機に対してXADOの技師は1.2 ml/lを定め、機器区分の処理手順にはない第2の系統として注油器を追加した。往復圧縮機 →
処理対象
- 100%摩耗した部品がなく、機械的損傷もない運転可能な圧縮機
- 油漏れが解消され、フィルタエレメントが洗浄または交換された状態
- 据付け位置のまま、圧縮機を分解せずに行う処理
処理前後の測定項目
| パラメータ | 計測器 | 測定の方法と時期 |
|---|---|---|
| 吐出し量:独立したレシーバタンクの充てん時間 | ストップウォッチ、検定済み圧力計 | 止め弁類が正常な状態で、同一の初期圧力から同一の最終圧力まで |
| 無負荷運転時および負荷運転時の消費電力または電流 | クランプメータ、電力計 | 相ごとに測定。既設の指針式計器は感度不足のため不適 |
| 一定の運転温度における潤滑油圧力 | 既設の検定済み圧力計 | — |
| フレーム上の定点における振動値 | 振動計 | 測定点はクランク軸の主軸受付近 |
| 各圧縮段の吐出し空気温度 | 温度計 | 周囲温度が同一の条件下 |
使用量
| 製品 | 使用量 | 測定の方法と時期 |
|---|---|---|
| 圧縮機・軸受用ゲル状リバイタリザント:クランクケース | 1段階当たり、所定の潤滑油1 lにつき1.2 ml | 油溜め100 l:1段階当たり120 ml、3段階で360 ml(9 mlチューブ40本) |
| 同じゲル状リバイタリザント:注油器 | 注油器用潤滑油1 lにつき1.2 ml | 200 hにわたり、油の消費に合わせて1回分ずつ投入。消費量0.1 l/hの場合、油20 l、ゲル24 mlに相当 |
処理段階
- 別の容器で、ゲルを50~60 °Cに加温した所定の潤滑油で希釈し(ゲル1に対し潤滑油5~10の割合)、完全に溶解するまで撹拌して、暖機した圧縮機のクランクケースに投入累計運転時間の起算点
- 第2段階:第1段階と同様に実施累計運転時間8 h後
- 第3段階:第1段階と同様に実施さらに運転時間8 h後
処理後
- 第1段階開始からの累計運転時間450 h経過後、クランクケース経由の処理完了
- 全項目を再測定し、初期測定値と比較
注意事項
- 黒鉛製およびフルボン製(減摩性高分子複合材料)ピストンリングを用いたピストン・シリンダ部は処理対象外
- 新品または摩耗10%までの圧縮機は、3段階ではなく2段階で処理
- 新品の圧縮機は、クランクケース経由で2段階、注油器経由で50 h
- 注油器がない場合は、クランクケース経由のみで処理
2ВМ4-24/9の処理実績
- 生産合同コムナール · 1999↓ 20% — 750 min⁻¹時の潤滑油温度、60 → 48 °C
出典: XADO実務用処理手順、主任技師I.N.シャライキン。機器区分別の標準使用量:取扱説明書IE-24.6-25612000-005-2008、処理手順1