産業事例|タイヤ製造|減速機・軸受
IE A066XADO技術による減速機処理報告書
MChT-125機の減速機:歯に金属層が形成され、軸受台のすきまが減少
両減速段の歯に金属層が形成され、軸受部のすきまが減少し、かみ合いのバックラッシも縮小した。0.05–0.15 mm — 両減速段の歯車の歯厚、5.1~9.7 → 5.2~9.8 mm; 20–30 % — 軸受部のラジアルすきま、0.10~1.15 → 0.08~0.90 mm; 3.95 % — かみ合いのバックラッシ、1.77 → 1.70 mm (2002)。
製品XADOリバイタリザント(摩擦面再生剤)XADO技術による処理・処理サイクル468 h
処理対象MChT-125機の
2段減速機駆動歯車および両減速段の被動歯車・軸受台6か所
2段減速機駆動歯車および両減速段の被動歯車・軸受台6か所
文書の種類ドニエプロシーナ公開株式会社の報告書
2002年8月2日付署名者4名、事業所の技師長による承認
2002年8月2日付署名者4名、事業所の技師長による承認
主要な結果
↑0.05–0.15mm
両減速段の歯車の歯厚、5.1~9.7 → 5.2~9.8 mm
↓20–30%
軸受部のラジアルすきま、0.10~1.15 → 0.08~0.90 mm
↓3.95%
かみ合いのバックラッシ、1.77 → 1.70 mm
| 設備 | 処理前の状態 | 測定対象 |
|---|---|---|
| MChT-125機、減速機の歯車装置 | 報告書の評価で摩耗100%超、歯の作用面に深いピットと細かなすじ傷 | 駆動歯車および被動歯車2個の歯厚、バックラッシ |
| 同減速機の軸受台 | 右側軸受台(アンギュラ玉軸受)のラジアルすきま1.15 mm | 軸受台6か所のラジアルすきま:アンギュラ玉軸受・自動調心ころ軸受・アンギュラ軸受 |
処理前後の歯厚(mm)
| 部位・測定高さ | 処理前 | 処理後 | 増加量 |
|---|---|---|---|
| 第1段、被動歯車(h = 4 mm) | 5.10~5.15 | 5.20~5.25 | 0.10~0.15 |
| 第2段、駆動歯車(h = 5 mm) | 7.20~7.40 | 7.35~7.45 | 0.05~0.15 |
| 第2段、駆動歯車(h = 9 mm) | 9.55~9.70 | 9.60~9.75 | 0.05 |
| 第2段、被動歯車(h = 5 mm) | 7.40~7.85 | 7.55~7.85 | 0~0.15 |
| 第2段、被動歯車(h = 9 mm) | 9.70 | 9.70~9.80 | 0~0.10 |
歯車上の各マーク位置で連続する3歯を測定した(計36点)。うち32点で金属の増加が確認された。
バックラッシおよび軸受台のすきま(mm)
| 測定箇所 | 処理前 | 処理後 | 変化量 |
|---|---|---|---|
| バックラッシ | 1.77 | 1.70 | −0.07 |
| アンギュラ玉軸受、右側軸受台 | 1.15 | 0.90 | −0.25 |
| アンギュラ軸受、左側軸受台 | 0.20 | 0.14 | −0.06 |
| 自動調心ころ軸受、右側軸受台 | 0.10 | 0.08 | −0.02 |
| アンギュラ玉軸受、左側軸受台 | 0.09 | 0.08 | −0.01 |
| アンギュラ軸受、右側軸受台 | 0.08 | 0.07 | −0.01 |
| 自動調心ころ軸受、左側軸受台 | 0.02 | 0.02 | 0 |
摩耗が最も大きいのはアンギュラ玉軸受の右側軸受台であり、処理前のすきまは1.15 mmである。冒頭に示した変化率は、すきまが最も大きい3か所の軸受台についての値である。
処理報告書の結論
ドニエプロシーナ公開株式会社とXADO有限責任会社の委員会は、2002年8月2日付報告書に次のように記している。「処理開始時点で、減速機の摩耗は100%を超えていた。歯の作用面における増加量がわずかであったこと、また深いピットが完全には消失しなかったことは、この事実によって説明される。しかしながら、XADOリバイタリザントによる減速機の処理後、摩耗は完全に停止したと結論づけることができる。歯の作用面は平滑な形状となり、細かなすじ傷とピットは消失した」。処理前の状態、すなわち歯の深いピットと、最も摩耗した軸受台における1.15 mmのすきまは、ここでは但し書きではなく、処理が行われた条件である。468 hの間に両減速段の歯に金属層が形成され、軸受台のすきまとバックラッシは減少した。
現行の相当製品
- 減速機用ゲル状リバイタリザント減速機・変速機・歯車装置
- 圧縮機・軸受用ゲル状リバイタリザント圧縮機・軸受・主軸
同種の部位の処理方法:
この結果について:
試験成績書の制約事項: 本結果は、ドニエプロシーナ公開株式会社の現場で使用されるMChT-125機の2段減速機に関するものである。減速機の状態や運転条件が異なる場合、測定値は異なることがある。処理および測定は、ドニエプロシーナ公開株式会社とXADO有限責任会社が共同で実施した。2002年8月2日付報告書の原本は全文を公開しており、ダウンロードできる。
