事例シリーズ|鉄鋼・非鉄金属工業|歯車装置・軸継手
IE S010再生修理報告書・2002年12月~2003年9月
一連の4件の試験報告書
歯車装置と軸継手:運転中に歯厚が増加、無負荷電流が低下
全対象機で歯厚が増加し、ピットが消失し、駆動装置の無負荷電流が低下しました。0.05–0.95 mm — 歯車対および軸継手の歯厚、運転時間320~450 h; 4.9–20 % — 駆動装置の無負荷電流、工作機械で8.2 → 7.8 A、鍛造ハンマで75 → 60 A (2003)。
製品XADO技術歯車装置・軸継手・シリンダの再生修理
シリーズの対象機製鉄所内4工場の対象機エアハンマM 4140・シャーリングN-483・第2条鋼圧延工場の圧延機駆動装置および加熱炉プッシャ・旋盤16K20
文書の種類各工場の委員会が署名した
製鉄所の報告書4通
製鉄所の報告書4通
全対象機に共通した結果
↑0.05–0.95mm
歯車対および軸継手の歯厚、運転時間320~450 h
↓4.9–20%
駆動装置の無負荷電流、工作機械で8.2 → 7.8 A、鍛造ハンマで75 → 60 A
| 対象機・資産番号・工場 | 処理部位 | 測定までの運転時間 | 報告書 |
|---|---|---|---|
| エアハンマM 4140、資産番号420141、機械設備保全部鍛造工場 | 圧縮機用減速機・圧縮シリンダ・軸受No.3632 | 350 h超 | 2003/02/18 |
| シャーリングN-483、資産番号420313、金属構造物工場 | 主減速機:ウォームおよびウォームホイール | 320 h超 | 2003/02/13 |
| 加熱炉プッシャおよび圧延機駆動装置、第2条鋼圧延工場 | 第I段減速機、歯車形軸継手No.9(N-14)およびNo.3(N-11) | 450 h超 | 2003/09/16 |
| 旋盤16K20、資産番号420699、第2機械修理工場 | 主軸台の変速装置 | 300 h | 2003/02/18 |
歯厚:対象機別の比較
| 対象機 | 部品・測定点 | 処理前(mm) | 処理後(mm) | 増加量(mm) |
|---|---|---|---|---|
| エアハンマM 4140 | 圧縮機用減速機の大歯車、測定点3か所 | 10.35~10.75 | 10.40~10.80 | +0.05 |
| エアハンマM 4140 | 圧縮機用減速機のピニオン軸、測定点3か所 | 10.50~10.60 | 10.60~10.65 | +0.05~0.10 |
| シャーリングN-483 | 主減速機の扇形ウォームホイール | 18.6 | 19.05 | +0.45 |
| シャーリングN-483 | ウォームホイールの歯、測定深さ15 mm | 16.1 | 17.05 | +0.95 |
| 加熱炉プッシャ、第2条鋼圧延工場 | 第I段やまば歯車の歯、モジュール8 mm、深さ6.00 mm | 10.25 | 10.65 | +0.40 |
| 軸継手No.9(N-14)、第2条鋼圧延工場 | 外歯、測定深さ12.00 mm | 14.60 | 15.40 | +0.80 |
| 軸継手No.9(N-14)、第2条鋼圧延工場 | 内歯、測定深さ12.00 mm | 14.50 | 15.40 | +0.90 |
| 軸継手No.3(N-11)、第2条鋼圧延工場 | 外歯、測定深さ12.00 mm | 13.40 | 14.30 | +0.90 |
| 軸継手No.3(N-11)、第2条鋼圧延工場 | 内歯、測定深さ12.00 mm | 13.50 | 14.35 | +0.85 |
測定は印を付けた測定点において一定の深さで、再生修理前に行い、運転時間経過後に再度行った。第2条鋼圧延工場では歯厚ノギスShZN-18 No.1741を用いた。
駆動装置の無負荷電流
| 対象機 | 測定 | 処理前(A) | 処理後(A) |
|---|---|---|---|
| エアハンマM 4140 | 圧縮機用減速機の駆動装置、A相・C相 | 75 | 60 |
| シャーリングN-483 | 主減速機の駆動装置、全相 | 45 | 44 |
| 旋盤16K20 | 主軸台の駆動装置、各相 | 8.2~9.4 | 7.8~8.5 |
測定は無負荷運転時に、再生修理前と運転時間経過後に行った。第2条鋼圧延工場の加熱炉プッシャの減速機では電流を測定していない。
エアハンマM 4140:圧縮シリンダと軸受
| 部位 | 測定項目 | 処理前 | 処理後 | 変化量 |
|---|---|---|---|---|
| 圧縮シリンダ | 内径、測定点a | 690.08 mm | 689.88 mm | −0.20 mm |
| 圧縮シリンダ | 内径、測定点b | 690.17 mm | 689.75 mm | −0.42 mm |
| 軸受No.3632 | ラジアル内部すきま | 0.15 mm | 0.10 mm | −0.05 mm |
シリンダ内径は内壁面に形成された皮膜によって減少した。肉厚増加量は0.20 mmおよび0.42 mmである。
各工場の委員会による確認事項
報告書4通はいずれも処理直後ではなく、運転時間300~450 hの運転を経た後に署名された。シャーリングN-483の報告書:「歯車とかみ合うウォームの作用面は平滑な研磨面の様相を呈し(すなわちピットは消失し)、作用面には細目やすりで削ることのできない金属セラミック皮膜が形成された。扇形ウォームホイールの歯厚は19.05 mm(0.45 mmの増加)となった」。第2条鋼圧延工場の報告書:「接触面のピットは消失し、深さ6.00 mmにおける歯厚は10.65 mmとなった(歯厚の増加量は0.40 mm)」。作業前に表面の60~80%にピットが生じていた歯には、運転を続けたまま金属が付着し、駆動装置の無負荷電流は低下した。
現行の相当製品
- 減速機用ゲル状リバイタリザント減速機・変速機・歯車装置
- 圧縮機・軸受用ゲル状リバイタリザント圧縮機・軸受・主軸
同種の部位の処理方法:
この結果について:
試験成績書の制約事項: 本結果はクリヴィー・リーフ国営鉱山・製鉄コンビナート「クリヴォロジスターリ」の上記対象機の歯車装置・軸継手・駆動装置について、運転時間300~450 hで得られたものであり、他の設備や運転条件では測定値が異なる場合がある。各工場の委員会の署名と製鉄所機械設備保全責任者の承認を備えた報告書4通の原本は全文を公開しており、ダウンロードできる。作業は2002年11月28日付契約書第4626号に基づき、クリヴバスルドプロム閉鎖株式会社が実施した。
