事例シリーズ|鉱業・動力設備|ターボ圧縮機・軸受
IE S013試験報告書・2005年10月~2007年3月
一連の3件の試験報告書
ターボ圧縮機K-500:消費電力と振動を低減対象機は分解不要
同一負荷で消費電力が低下し、固定子電流が減少し、軸受台の振動が低減した。2.7–3.8 % — 負荷運転時の消費電力、2,334~2,998 → 2,248~2,918 kW; 2.2–3.8 % — 駆動用電動機の固定子電流、193~266 → 188~256 A; 19–56 % — 1~9番軸受台の振動変位、対象機3台すべて (2005–2007)。
製品XADOリバイタリザント(摩擦面再生剤)算出した使用量の処理剤を対象機の油槽へ段階的に投入
供試機ターボ圧縮機K-500製造番号No.86・No.2724・No.11371、「ターボ圧縮機・減速機・電動機」の構成
文書の種類事業所の試験報告書3通
署名・押印付き
署名・押印付き
対象機3台すべてに共通した結果
↓2.7–3.8%
負荷運転時の消費電力、2,334~2,998 → 2,248~2,918 kW
↓2.2–3.8%
駆動用電動機の固定子電流、193~266 → 188~256 A
↓19–56%
1~9番軸受台の振動変位、対象機3台すべて
| 供試機 | 確認測定までの運転時間 | 試験報告書の日付 | 測定項目 |
|---|---|---|---|
| 1号機、製造番号No.86 | 817 h | 2005/10/25 | 消費電力・電流・18点の振動・潤滑油の状態 |
| 2号機、製造番号No.2724 | 422 h | 2006/04 | 消費電力・電流・16点の振動 |
| 3号機、製造番号No.11371 | 655 h | 2007/03/22 | 消費電力・電流・16点の振動・潤滑油温度 |
対象機別の消費電力
| 供試機 | 運転条件 | 処理前(kW) | 処理後(kW) | 変化 |
|---|---|---|---|---|
| 1号機、製造番号No.86 | 負荷運転 | 2,334 | 2,248 | −3.7% |
| 1号機、製造番号No.86 | 無負荷運転 | 586 | 547 | −6.7% |
| 2号機、製造番号No.2724 | 負荷運転 | 2,576 | 2,477 | −3.8% |
| 2号機、製造番号No.2724 | 無負荷運転 | 723 | 662 | −8.4% |
| 3号機、製造番号No.11371 | 負荷運転 | 2,998 | 2,918 | −2.7% |
| 3号機、製造番号No.11371 | 無負荷運転 | 1,122 | 1,036 | −7.7% |
消費電力は対象機の既設の制御システムが記録した。試験報告書の結論は、負荷運転時2.7~3.8%、無負荷運転時6.7~8.4%の低減を挙げている。
駆動用電動機の固定子電流、負荷運転時
| 供試機 | 処理前(A) | 処理後(A) | 変化 |
|---|---|---|---|
| 1号機、製造番号No.86 | 193 | 188 | −2.6% |
| 2号機、製造番号No.2724 | 230 | 225 | −2.2% |
| 3号機、製造番号No.11371 | 266 | 256 | −3.8% |
電流は、消費電力と同じ既設の制御システムにより同じ運転条件で測定したものであり、電気系統の面から結果を独立に裏付ける。
軸受台の振動
| 供試機 | 測定点数 | 代表的な低減率 | 最大低減率 |
|---|---|---|---|
| 1号機、製造番号No.86 | 18 | 14~61% | 82% |
| 2号機、製造番号No.2724 | 16 | 22~41% | 62% |
| 3号機、製造番号No.11371 | 16 | 18~56% | 85% |
振動計はSENDIG 911、測定項目は軸受台No.1~9(ターボ圧縮機・減速機・電動機)の振動変位である。対象機3台の測定点50点のうち、49点で低減が認められた。
鉱業所の試験報告書の結論
ザポリージャ鉄鉱石鉱業所閉鎖株式会社の電気・動力設備保全責任者が承認した試験報告書3通は、同一の結果を記している。2号機(製造番号No.2724)については、処理により「負荷運転時の消費電力を3.8%低減でき、無負荷運転時の消費電力の低減は8.4%となった。さらに、すべての軸受台で振動のパラメータが22~57%低下した」。3号機(製造番号No.11371)では負荷運転時2.7%、無負荷運転時8.4%、「個別の測定点では35~57%の低減」、1号機(製造番号No.86)では3.2%および6.7%である。試験報告書は振動の低減を、軸受に最適な熱すきまが確立されたことによるものとし、これにより軸受の寿命延長が可能になるとしている。このためにいずれの対象機も分解していない。処理剤は、運転中の対象機の油槽へ段階的に投入した。
現行の相当製品
- 圧縮機・軸受用ゲル状リバイタリザント圧縮機・軸受・主軸
- 減速機用ゲル状リバイタリザント減速機・変速機・歯車装置
同種の部位の処理方法:
この結果について:
