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消費電力量の増加

負荷が変わらないまま消費電力が増加することは、設備の効率低下を示す初期の兆候です。試験実績一覧には70件の実機試験を収録しており、消費電力の低減率の中央値は10%です。

70
実機試験の事例
67
直接測定のある事例
↓2.2–59.7%
消費電力の低減率の範囲、108個
10%
全測定値の中央値

範囲の上限にあたるのは摩耗度の高い対象機で、処理前の消費電力が定格値を大きく上回っていたものです。

消費電力が増加する原因

産業用機器の消費電力量の増加は、摩擦力の直接的な増大だけでなく、摩耗した部位の全効率の総体的な低下によっても生じます。電動機は、設備の機械的損失に加え、水力的・空気圧的な損失も補わなければなりません。

エネルギー効率低下の仕組み

診断と故障予測

標準的な状態監視の手順では、半径方向・軸方向のすきま、軸の振れ、振動速度、アコースティック・エミッション(AE)、潤滑剤の温度といった一連のパラメータを評価します。

その中で、消費電流は総合指標の役割を果たします。消費電流には、発生したすべての不具合の影響が総和として表れます。電流値の上昇は、機器がまだ明らかな故障の段階に至っていなくても、効率低下と機械的損失が限界に達したことを確実に示します。

無負荷運転と負荷運転

無負荷運転では消費電力の絶対値が小さいため、相対的な低減率が高くなります。試験報告書全体では差はわずかで、無負荷運転の11.0%(21)に対し、負荷運転では10.3%(26)です。

処理した部位

電流と消費電力は駆動装置側で記録し、処理は摩擦部(すべり接触部・転がり接触部)に対して行いました。対象は工作機械の軸受台、圧縮機のピストン・シリンダ部、減速機の歯車装置です。

電動機38圧縮機33軸受32減速機24歯車装置20ピストン・シリンダ部9ポンプ5排気タービン過給機3摩擦面の組合せ3ジョイント・リンク部2変速機2ディーゼルエンジン2案内面1油圧装置1

機械類の種類

圧縮機ユニット32工作機械9ポンプユニット7コンベヤ4生産設備4鍛圧機械2工業炉2圧延機2ディーゼル機関車2エレベーター2電気機関車1タイヤ製造設備1選鉱設備1油圧ショベル1混合装置1発電所1乾燥装置1機関車1試験台1誘引通風機・送風機1路面電車1

試験報告書

電流または電力の直接測定を含む試験報告書67件のうち、記録された低減が最も大きい15件を掲載しています。全件は事例一覧に掲載しています。

事業所年変化測定項目
ロサヴァ閉鎖株式会社2005↓ 42.6–59.7%組立機の1作業サイクル当たりの消費電力、1.566~3.098 → 0.853~1.649 kW
クラスト公開株式会社(スタヴロポリ・トラッククレーン工場)2003↓ 33–37%各運転条件における駆動用電動機の運転電流、180~245 → 120~160 A
バルナウル工具閉鎖株式会社2005↓ 31.8%圧縮機本体の運転電流、22 → 15 A
スクロ有限責任会社2001↓ 28.6%無負荷電流、210 → 150 A
鋳鉄鋳造インベスト97株式会社2002↓ 25%油圧ユニットの消費電力、負荷時電流31~33 → 24 A
トマキウカ膨張粘土砂利工場2007↓ 20.5%無負荷電流、ボウルNo. 1の駆動装置、44.0 → 35.0 A
ゴメリステクロ公開株式会社2001↓ 20–27%減速機の電動機駆動装置の運転電流、50~55 → 40 A
ストイレンスキー採鉱・選鉱コンビナート公開株式会社2003↓ 18.4%圧縮機の運転電流、19→15.5 A
MKF閉鎖株式会社2001↓ 18%駆動用電動機の各相の運転電流、110 → 90 A
ハルキウ科学技術・経済情報センター閉鎖株式会社2005↓ 18–23%巻上機の3相の運転電流、10.4~11.0 → 8.0~9.0 A
クリスタル株式会社、ウエハース工場、プロヴディフ2002↓ 16.7%コンベヤ駆動装置の運転電流、3→2.5 A
DKS MZU「スメナ」2003↓ 16.7–29.7%3相の負荷時電流、10.2~12.8 → 8.5~9.0 A
チェルノモルネフテガス国営株式会社2003↓ 16.7–29.7%ポンプK-80-60-160の負荷時電流、10.2~12.8 → 8.5~9.0 A
PGTヒムプロム2001↓ 16.7%無負荷運転時の運転電流、120 → 100 A
ドニエプロメチーズ公開株式会社2001↓ 16%運転電流、25 → 21 A

事例一覧で全70件を見る →

直接測定のある事例の文書は、事業所の試験委員会による試験報告書41件、署名入り試験記録26件、その他の文書0件です。文書の種類は事例カードに記載しています。

データの適用範囲

部位別の処理手順

処理手順1往復圧縮機圧縮機ピストン・シリンダ部処理手順4産業用減速機・動力伝達装置減速機変速機歯車装置処理手順9油潤滑の転がり軸受軸受

すべての処理手順を見る →

XADO試験導入プログラム

申込者

事業所の設備での試験処理

  • 潤滑油またはグリースで潤滑するあらゆる部位:減速機・エンジン・圧縮機・軸受など
  • 通常の運転サイクルのまま、生産を止めずに処理
  • 処理前後の計測器による測定:振動・温度・消費電力または電流
  • 部位ごとの処理手順、使用量の算出、XADOの技術者によるサポート

お申し込み後、XADOの技術者が対象部位と測定項目を貴社と調整します。